北後志のワインが目指すところ
北後志のワインは昔から余市をはじめ、国産ワインとしてはなかなかのポテンシャルを持っていました。
国産ワインもブームになってきまして、この北後志のワインも「ドメーヌ・タカヒコ」さんらによって急に注目が集まってきているように感じます。
で、今日ご紹介するのは 「余市町登地区の木村さんのピノ・ノワール」を使ったワインです。
醸造しているのは「千歳ワイナリー」ですが中身はきちんと木村さんです。
本家フランスを代表する産地ブルゴーニュの赤ワイン品種であるピノ・ノワールは、粒が密着しやすいので多湿な日本では作るのが難しい品種のひとつといわれてきました。
だからこそ、木村さんのピノ・ノワールには日本中が注目し、高い価値があるのだと思います。
私たちは知らないうちに安くて濃いワインに慣らされてしまった感がありますが、本当は北国。
すっきりとして生き生きとした酸と土壌や気候を活かしたワインを見直してみてはいかかでしょうか。
写真は 「千歳ワイナリー 北ワイン ピノ・ノワール2010」。
きれいなルビー色、かわいらしい赤い果実の香り、酸と果実味のバランスも良く、とってもおいしいワインです。
ぜひとも北後志、余市のポテンシャルを感じてみてください。
国産なのに750ml(えらい!) 一本 2,800円税込
北国のワインの目指すところ、それは世界に目を向けてもたくさんのヒントがあります。
ヨーロッパではアルプスのまわり、欧州北部のアルザス、アメリカではオレゴンなどなど。
そういう目でワインを見直すと、楽しみはまだまだ広がりますね。