クリスマスの蒸気機関車
小樽は、北海道における鉄道発祥の地としても知られています。1880(明治13)、北海道初の鉄道である幌内鉄道の敷設工事がここ小樽で開始され、 1882年に全線開通しました。幌内-小樽(手宮)間の全長91.2kmを結んだこの鉄道には、「義経」「弁慶」など計8両の蒸気機関車が導入され、幌内産の石炭の運搬に活躍しました。
ところで、毎年クリスマスの時期になると現代の小樽にも蒸気機関車がやってきます。JR北海道では、毎年 12月になると恒例企画「SLクリスマス in 小樽」として、蒸気機関車の特別列車を札幌~小樽間で運行しており、C11型機関車(C11207)の姿を間近に見ることができます。写真は小樽駅のホームで2006年12月15日に撮影したものです。
列車には乗れなくても、到着または出発の時刻を狙って入場券(160円)で駅のホームに入れば、SLニセコ号としても活躍しているC11型機関車の雄姿と汽笛の音を間近に体験できます。情緒あふれる小樽駅のホームで、昔懐かしい蒸気機関車と記念写真を撮るのも素敵な旅の思い出になりそうです。
※この記事は、2006年12月16日に掲載された記事の更新版です。