天地真理

天| Copyright (C) Kazuo Yamamoto

天地真理に教を付けると、
怪しげな新興宗教団体になりそうだ。

初恋というなら、天地真理だった。
いっつもテレビにかじりつき、
『水色の恋』を聞いていた。
といっても幼稚園の頃。

当時大人の女性はミニスカートが流行っていて、
エスカレーターで下から覗いた俺は、
火の出るような勢いでお袋から叩かれた(笑)
目から火が出ることを経験した、
芽生えの季節。
何もかもから守られていたような気がするなぁ。

地| Copyright (C) Kazuo Yamamoto

あれから天地真理はブラウン管から、姿を消し、
再び現われたときは、もう俺も大人になりかけていた。

まさかあんな姿になっていようとは…
せめて山口百恵さんのように引退して欲しかった。
彼女も天と地を見た人なのかもしれない。

そう考えると、アイドルは夢を売る商売なのでした。
こんな商売、そうそうできるもんじゃないね。

俺がガキんちょだった頃の『水色の恋』
天地真理さんへ、
「あなたの姿 あなたの声は
いつまでも 私の思い出に」

今日もまた雪が降りました。

撮影地:小樽市銭函2丁目
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