海の観察

小魚の大群
あの境目は何?

翌週のある日、今度は明るい夕方のうちに南防波堤へ。

クラゲはまだ残っていたが、数はかなり減っていた。消えたクラゲはどこへ行ったのか。それを考えると夜も眠れない。

ん?いつの間にこんなに海草が生い茂ったのかな、と思ったら、うわ、小魚の大群だ!あまりの数に一瞬のけぞった。

こんなふうに、海は同じ場所でも日によって全然表情が違うことがあって面白い。見ると、この日は内海が見事にないでいた。まるで鏡のよう。

と、写真をよく見ると明らかに境界があるのがわかる。鏡のようなところとそうでないところ。もしかして、潮目?

潮目というのは、流れや温度など性質の異なる海水が接するところにできる境界線のことで、プランクトンが集まっていたり、魚が集まりやすい水の流れができていたりして、良い釣り場になる、、、というようなことをネットで読んだことがあった。潮目を見つけたら、狙って遠投すると大物が釣れたりするらしい。

でも、港内に潮目なんてできるんだろうか?
試しにちょい投げしてみればよかったのだが、帰って写真をパソコンに取り込むまで、この境界線には気づいてなかったのだった。

ただボケーっと写真を撮っていた自分が情けない。
これからは海面の様子をよく観察しようと思った。