Photographer (写真びと)。 北海道小樽市銭函在住。
朝除雪をして、それから一瞬の晴れ間が来た。 夜は吹雪き、『男心と春の空』 これも変わりやすい。でも分かりやすい(笑)
小樽の街のど真ん中にある水天宮。 その上り口の石灯篭に雪が貼り付いていた。 先日紹介した『根開き』がそこにもあった。
通常測量の世界では、高さや距離などの、 基準点として、動かない場所に設置されていて、 設計図書には必ずベンチマークというものが、 記されている。 そこから、レベル、トランシット、 光波などの機器を使って、測量を行う。
友人から『根開き(ねあき)』っていう言葉を、 初めて聞いた。 『ねびらき』とも言い、『根空き』とも書くらしい。 これは春の訪れを告げる季語みたいなもの。 雪は日光を反射させる。 季節が温もってくると、ブナ類の木を中心に、 幹が太陽の熱を吸収し、 根元から輪のように雪が解けてゆく現象。
そこから、北国の春が広がる。
数日前、家が吹っ飛びそうなくらいに吹雪いてた。 日中カメラも取り出せずにいた。 なので、これは数週間前の写真。 この縦に降る雪が下から吹き上げてきて、 つららがない状態を想像してもらえば、 だいたい当たってる。 そんな天気。
昼前くらいから雪が降り、 踏切脇の線路には、薄っすらと雪が積もり始めていた。 夕方以降は夜が更けていくに従い猛吹雪。 それでも北国は春なんです(笑)
買い物ついでの散歩。 早春なのに、まだまだ寒い北の大地。 朽ちたハウスの中から生い茂る葦。 大地が生きている証しを感じる。
「稀紫」そんな色の言葉はないでしょう。 透明の青に少しの赤が入ると、 そんな色になるのでした。 この木が葉を付け、新緑になり、 紅葉が来て、葉を落とすまでの季節以外、 この木に色がない時に、 鉛色の後...
空の色は春を主張するのでした。
自然の色って面白い。
撮影地:小樽市銭函2丁目 Copyright (C) Kazuo Yamamoto
先週末、暖かい友人と札幌で飲みました。 日中暖かかった空も、夕方からキンキンに冷え始め、 僕らが店を出た頃は、驚くほどの寒さで… それでもとても楽しかったので、 体の芯はぽっかぽっかなのでした。
およそ200mにわたって雪割りをされていた。 雪割りは春を呼ぶ。 たくさんの陽を浴びさせて、冬を終わらせる。