いつもの場所で糸をたらすと、この日も15cm前後のアブラコが釣れた。しゃがんで、釣れた魚を針から外していると、上から、
「お、アブラコちゃんですな」
と声がした。見上げると、いかにも凄そうなベテラン風の紳士だった。
「こんにちは」
「はい、こんにちは。今日は、サバ、釣れてるかい?」
「サ、サバですか、、、えーと、あの、わかりません」
しどろもどろの僕にはかまわず、ニコニコしながら隣にどっしりと腰を下ろすと、竿と仕掛けの準備を始めた。実に手際が良い。
「いまな、ここらへんでサバが釣れてるのさ。昨日も来て結構釣れたんだ。エサ撒けばすぐ寄ってくるよ、見ててごらん。」
外海にオキアミをぱっと撒いた後、同じエサを入れたコマセネットとサビキの付いた糸を降ろす。程なく、言ったとおりに魚が寄ってきて、すごい勢いで釣り始めた。10~20cmくらいのサバ。2連、3連は当たり前だ。
「す、すごいっすね、、、」
「はっはっは。あんたもやってみるといい。ほれ」
そう言って新品のサビキを手渡そうとした。なんて気前の良い人なんだろう。
「あ、いえ、サビキなら僕もチカ釣りのを持っているので大丈夫です。ただ、今日はオキアミを持ってきてないんですが、エサなしでも釣れるでしょうか?」
「ああ、エサが撒いてあれば釣れるよ。
「赤毛のアン」のマンスリーキルト9月が出来ました。タイトルは「恋人たちの小径」。
モンゴメリの小説「赤毛のアン」は出版されて、今年で100年です。長い間読み継がれている本ですよね。
主人公のアンは想像力豊かな女の子で、森や池、道にも名前をつけて空想の世界に浸っています。
恋人たちが語らうイメージでアンが名づけた「恋人たちのこみち」。
ピンクベージュの布が厚手でほつれやすく、ちょっと縫いにくかったです。
ヘクサゴンの裏は、縫い代の交点を風車のように倒す方法です。このアイロンがけにも苦労します。
翌週のある日、今度は明るい夕方のうちに南防波堤へ。
クラゲはまだ残っていたが、数はかなり減っていた。消えたクラゲはどこへ行ったのか。それを考えると夜も眠れない。
ん?いつの間にこんなに海草が生い茂ったのかな、と思ったら、うわ、小魚の大群だ!あまりの数に一瞬のけぞった。
こんなふうに、海は同じ場所でも日によって全然表情が違うことがあって面白い。見ると、この日は内海が見事にないでいた。まるで鏡のよう。
と、写真をよく見ると明らかに境界があるのがわかる。鏡のようなところとそうでないところ。もしかして、潮目?
潮目というのは、流れや温度など性質の異なる海水が接するところにできる境界線のことで、プランクトンが集まっていたり、魚が集まりやすい水の流れができていたりして、良い釣り場になる、、、というようなことをネットで読んだことがあった。潮目を見つけたら、狙って遠投すると大物が釣れたりするらしい。
でも、港内に潮目なんてできるんだろうか?
試しにちょい投げしてみればよかったのだが、帰って写真をパソコンに取り込むまで、この境界線には気づいてなかったのだった。
ただボケーっと写真を撮っていた自分が情けない。
これからは海面の様子をよく観察しようと思った。
まだまだ先だと思い込んでいました~。
来週末 28日(金)~30日(日)、ウイングベイ小樽で「よさこいクラフトフェスタ どさんこ作家100人展」が開催されます。
ウイングベイ内の掲示板?看板?を見て、楽しみにしていたのですが、もう来週に迫っていたんですね。
主催 よさこいクラフトフェスタ実行委員会
共催 北海道アートクラフトアカデミー、ホビーサロン大滝、日本ヴォーグ社
ということを知り、ますます楽しみになってきました。
道内在住の作家さんの作品、早く見てみたいです。
期間中、毎日先着1000名にミニプレゼントもあるそうですよ(^^)
1月のリースは「冬の空」というタイトルです。
今までは赤い服の女の子の図案でしたが、今回は、水色のコートでふんわりした雰囲気で気に入っています。
額の内径は20㎝で、そんなに大きな作品ではないので、すぐ出来て楽しいです。
別の日、初めて夜の南防波堤に行ってみた。一応、LEDのヘッドランプキャップライトは用意していったが、実際に釣りをするかどうかは様子を見てから決めようと思った。
夜の9時過ぎ、実際に行ってみると予想外の混みようにびっくり。イカ釣りなのだろうか、夜の南防波堤に来る人がこんなに多いとは知らなかった。なんだか少し気が楽になって、ちょっとだけ竿を出してみることにした。と言っても、イカの釣り方などは知るわけもなく、暗い中でいつもと同じことを試してみるだけ。
周囲に照明のない南防波堤から見る星空は最高。流れ星も見ることができた。ただ、当然ながら寒い。とにかく寒い。本当に寒い。夜釣りをするならスキー並みの(それ以上?)防寒対策が必要と思い知った。
過去アブラコなどが釣れた場所でスタートするも全然ダメ。ただ立っていると凍えそうなので、移動しながら様子を見ていると、いつもより基部に近いところで竿先が動いた。引き上げてみると22cmくらいのアブラコ。エサを付け直すと間もなく再度ヒット、17~8cmくらいのガヤ。
ここで粘ればもっと釣れるかなと思いつつ、そろそろ体の冷えも限界。肩はこわばり、トイレにも行きたくなって、上から下からつらいので結局1時間弱で終了。
初めての夜釣りはとにかく寒かった。夜の海はたとえ穏やかでも暗くて不気味。
どちらも「まざーず・どりー夢」の加藤礼子さんのデザインです。
ミニタペストリー(32×25)は2005年に作ったのですが、たしかクリスマスぎりぎりに完成して、その年は何日も飾れませんでした。スーとビリー(男の子)がツリーの飾り付けをしています。
この作品で初めてくるみボタンを使ったのですが、立体感があってきれいな丸い形になるので「こんな風に使うといいんだ!」と思った記憶があります。
巾着は去年のキットで、色合いが気に入っています。
スーの着ているコートが冬らしくてかわいらしくて好きです。