その後、またぱったりと静かになった。
海面には魚の姿が見えないので、竿を思い切り下に傾け、これまでよりも深いところに仕掛けが届くようにして様子を見ることにした。
しばらくすると、ぐぐぐ、ぐぐ、ぐん、と強烈なあたりがきた。
うわっ、なんだ!?
しなる竿を引き上げてみると、またまた初めて釣る魚だった。22~3cmくらいあっただろうか。デカくて重くて異様に元気。とりあえず、海水を張ったバケツに入れておいたが、ばしゃ、ばしゃ、と何度も飛び出しそうになった。
おっとっと、とそちらに気をとられていると、またしても強力なあたり。やっぱり同じ魚だった。2匹目はさらに元気に暴れまわり、仕掛けの糸が絡み付いてぐしゃぐしゃになってしまった。
持ち帰って調べるまでは、この「大物」が嫌われ者のウグイだとはわからなかった。
モチーフが縫えたので、周りに毛糸でブランケットステッチをしました。そのステッチの横糸をすくって、かぎ針で細編みを一段編みます。次のモチーフからは、引き抜きとじで、どんどんつないでいきます。
モチーフにはキルト芯が入っていて、毛糸でステッチもしているのでふかふかしています。最近寒くなってきたので、触っていて気持ちがいいんですよ。
次の休日、午後から、今度は色内埠頭へ。ここは、ホウムラさんのページを見ていて、どんなところか行ってみたいと思っていた。
http://www.otaru-houmura.com/blog/%E5%B0%8F%E6%A8%BD%E8%89%B2%E5%86%85%E...
情報どおり公園に駐車場やトイレがあってカップルや家族連れに良さそう。岸壁でキャンプみたいにバーベキューをしながら釣りを楽しんでいる家族連れもいた。ちょうど上記ページの地図にマーキングされている付近の空きスペースに入れていただき、いつもの道具でスタート。
しばらくして、過去最強か、というあたり。引き上げると僕の釣り史上「過去最大」のサバ!
さらに、こちらも「史上最大」のチカ。12~3cmだろうか。そういえば、自分はチカ釣りをしていたのだった。うれしかった。
あと、サヨリも一匹釣り上げた。食いついたのではなく、偶然体に針が引っかかったようだった。
理由はどうあれ、魚は何であれ、とにかく釣れるのは楽しかった。
この魚はサヨリといって高級魚らしい。
http://www.zukan-bouz.com/fish/datu/sayori.html
ただ、釣れた魚は上のページの写真よりも細長く見えて、ちょっと違うような気もする。もしかして、こっちのトウザヨリ?
http://www.zukan-bouz.com/fish/datu/touzayori.html
でも生息域が違う。いろんなホームページを見ても「サヨリ」と書かれているから、やっぱりサヨリでいいのか。
その後、5~6cmくらいのサバや、昨日に続いてウミタナゴが釣れた。こうして見ると金魚にもちょっと似ている。ちなみに、うちでは縁日ですくった金魚を一匹飼っている。この魚は僕からエサを与えられるのに、釣ったウミタナゴは僕に頭を切り落とされる。同じ魚でもずいぶん境遇が違うものだと思った。
釣りに来るたびに違う魚が釣れる。
次回は何が釣れるのか?
明けて日曜日、天気はよかった。午後、港に車を走らせる。
港内のどこに、どんな釣り場があるのか知りたくて、昨日とは違う場所に行ってみることにした。何を釣るために、どんな道具を用意して、どこのポイントを狙う、ということを考える頭脳も知識もないので、新しい場所ならどこでもよかった。
そんな感じで、この日は第一埠頭へ。
これまでと同じ道具で同じ釣り方。延べ竿にスピード仕掛け、アミを付けて海に垂らすだけ。これしか知らないなんとかのひとつおぼえ。
すぐに魚がかかった。
引き上げてみると、またまた初めて釣る魚。
細長くて口先が鳥のくちばしのように長い。針を外そうと魚をつかむと、後ろのほうから茶色いものが噴き出してきた。死に際のヤケクソ攻撃か?
うゎ、なんだこりゃ、、、
小樽や近郊の釣りをテーマにしたホームページやブログをいろいろ調べてみると、このちょっと鯛にも似た魚は「ウミタナゴ」っぽい。(僕が釣ったやつは小さすぎて、あちこちのホームページに掲載されている写真と見比べるのが難しいのですが)
http://fishing-forum.org/zukan/mashtml/M000506_1.htm
釣れてもあまりうれしくない魚みたいだけれど、釣り入門未満の僕には貴重な「釣果」だった。天ぷらにして美味しくいただきました。
しかし、体の表面がぬるぬるしている最後の1匹はいまだわからず、これは宿題に。
ともあれ、この日、魚釣りの魅力にハマってしまった気がした。前に南防波堤で言われた予言どおりになったと思った。
その後も、糸を垂らすとすぐに魚が寄ってきて竿がぐぐんと振動、引き上げると4、5回に一回くらいは魚の口に針が引っかる。夕暮れ時の築港で、そんな興奮のひとときが過ぎていった。
いよいよ暗くなり、エサを付けるにも難儀するようになってきたので終了。
結局、3~40分の間に6匹の魚が釣れた。
家に帰ってきて、釣ってきた魚を明かりの下で見てみると3種類の魚が釣れていたことがわかった。最初の魚は尾びれから伸びる「ゼンゴ」からアジとわかったが、残りの2つは何の魚かわからない。
北海道で釣れる魚というと、アジ、サバ、チカ、ホッケ、イワシ、ニシン、ハゼ、ソイ、アブラコ、カジカ、ガヤ、、、
うーん、どれも違うような気がする。
これらはいったい何の魚なのだろう???
こちらも後志収穫祭で買ってきた商品。小樽水産高校の製造実習で同校の生徒によって製造された製品だそうです。
海洋漁業科の生徒が漁獲した魚を材料に水産食品科の生徒が缶詰を作るという、チームワークというか分業体制が、教育カリキュラムとして組み立てられていることに感銘を受けました。
ものづくりってすばらしい。
味も、もちろん美味しかったですよ!
小樽水産高校のホームページもチェック!
http://www.otarusuisan.hokkaido-c.ed.jp/